うちの犬、アレルギーかも!?
犬アトピー性皮膚炎に特有な皮膚症状
今や犬も家の中の清潔な環境で過ごすことがごく普通となっています。そして、私たち人間と同様、犬にもアレルギーが存在するんです。これは、子犬の頃からあらゆるアレルゲンに触れていないことが影響していると考えられます。
それでは、“アレルギーっぽい皮膚”とはどういう状態でしょうか?ここでは、アレルギーの中でも犬にとって本来は無害であるダニ(ハウスダストマイト)やカビ(真菌)、花粉などが原因物質アレルゲンとなって皮膚に症状が現れる「犬アトピー性皮膚炎」が疑われる場合についてお話しします。
どんな症状が見られる?
目の周りの脱毛が目立ちます
分かりやすく、大まかに言うと
- 皮膚がかゆい
- 皮膚が赤い
- 皮膚が黒い
こういった状態は犬アトピー性皮膚炎への注意が必要です。
脇の下や胸部の脱毛が目立ち、皮膚も赤くなっています
耳が赤く、とってもかゆそうです
どんな場所に見られる?
身体の中では以下の部位に症状が出ることが多いです。また、左右対称に病変が見られる事も特徴の1つになります。
- 耳
- 顔/目回り
- 首
- 4本の足先
- 脇の下(腋窩)
- 股(鼠径部)
指の間が脱毛し、赤くなっています
お腹から股にかけて赤い部分や黒い部分が目立ちます
どんな犬種に多い?
実は、“アレルギーを発症しやすい犬種”というものがあります。
代表的な犬種は、 柴犬、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、シー・ズー、トイ・プードル、ワイヤーヘアード・フォックス・テリア、フレンチ・ブルドッグ、パグ、ボストンテリア、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバーなどです。
もちろん、これらの犬種がみんなアレルギー症状を出すとは限りませんので安心して下さい。逆に、これらの犬種以外の子はアレルギーにならないというわけではありませんので注意が必要です。アレルギーは早めの対処が効果的ですので、「あれ?うちの子、かゆがってる?もしかして、アレルギーかしら?」と思えるようにしておきましょう。
一見普通ですが、目の周りや前足の毛が薄くなっています
まとめ
何事も「早期発見!早期対策!」ですね。敵を知ってこそ愛犬を守ることが出来ます。愛犬からのSOSに関して、“しばらく様子をみてみる”姿勢で良いことはありません。何かおかしいなと思ったら一度動物病院に行ってみてはいかがでしょうか。
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