外用薬によりアトピー性皮膚炎と再発性膿皮症が顕著に改善した犬の1例

来院理由:かかりつけ医にてアトピー性皮膚炎と耐性菌の治療に苦慮しセカンドオピニオンで来院

 

幼い頃からアトピー性皮膚炎に悩んでいるミニチュアダックスフンドさんです。長年の闘病生活により全身の毛が抜けており、痒みも強いようでした。長期間ステロイドの内服が続いていた為、副作用も心配されておりました。

■ 治療のPOINT

  1. 長期間の治療により耐性菌が検出された為、内服の抗菌薬ではなく消毒液にて治療
  2. 長期間のステロイド内服が続いていた為、副作用が少ない外用療法に切り替えて治療

 

■ 来院時

初診時:全身の毛が抜け、皮膚も脆弱な状態でした

【治療内容】

  • 外用薬(外用ステロイド剤+消毒液)
  • シャンプー + 保湿剤(週2回)

 

 ■ 治療後2ヶ月

上記治療により、2ヶ月後には写真のように症状は落ち着き、毛も生えてきました。その後は下記治療で落ち着いています。

 

2ヶ月後:毛が生えてきて、元の可愛い状態に近づいてきました

【現在の治療】 

  • 外用薬
  • シャンプー + 保湿剤(2週間おき)

 

治療初期は週2日だったシャンプーを2週間おきに減らす事に成功しました。また、ステロイドの強度も下げる事が出来たので、副作用の心配が減りました。 アトピー性皮膚炎がある子はシャンプーを止めると悪化してしまう事が多いので、『シャンプーをやらなくする事』ではなく、『減らす事』を目指します。2週間に1回にする事を目指すのが良いと思います。

また、「このシャンプーを使ってれば大丈夫!」という事はなく、皮膚の状態によって使い分けが必要となります。お困りの際は動物病院の皮膚科医に聞いてみてください。

 

獣医皮膚科医のコメント:

長年の皮膚病に飼い主様が疲弊しきっていたので皮膚病が改善して本当に良かったです。皮膚病を治すことで、ワンちゃんは勿論、お父様お母様とも元気になりました!「ワンちゃんも家族なんだな」と再認識させてもらえた1件でした。

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