過敏性皮膚炎が劇的に改善した猫の1例
皮膚トラブル症例
来院理由:1週間前から急激に皮膚がただれてきた
「1週間前から顔を掻くようになり、あっという間にただれてきてしまった」との事です。1週間で写真左のようなお顔になってしまったようで、飼い主さんも大層心配されてらっしゃいました。
症状悪かった事、そして激しい痒みにより生活の質が落ちていた事を鑑みて、診察では早期診断/早期治療を心がけました。 検査を頑張ってもらった甲斐もあり、この猫さんは『過敏性皮膚炎』というアレルギー性の皮膚病と診断されました。免疫抑制剤による治療が奏功した為、回復は早く、元の可愛いお顔に戻りました。
▶ 治療前
(写真)激しい痒みがあり掻きむしってしまったそうです
▶ 治療後
(写真)元どおりの可愛いお顔になりました
獣医皮膚科医のコメント:
むやみやたらに薬を投与すると、かえって皮膚が悪化してしまう事がある為、診察では感染症を丁寧に除外していきました。この猫さんは薬への反応が良く、2ヶ月後には元どおりの可愛いお顔に戻りました。本人も激しい痒みから開放されてご満悦な様子でした。
動物は人間と違って「痒いけど掻くのを我慢しよう」と考える事は出来ません。痒ければひたすら掻き続けてしまうので、いち早く気付いてあげましょう!「おかしいな?」と思ったらお早めに動物病院の皮膚科医にお尋ね下さいね。
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