犬のシャンプー後、ドライヤーと自然乾燥はどっちがいいの?
みなさんはお風呂からあがった後、ドライヤーを使ってしっかりと髪の毛を乾かしますか?それとも、自然乾燥にまかせてゆっくり過ごしますか?髪の長い方だとドライヤーにかなりの時間がかかって大変ですよね。
ドライヤーするべき?自然乾燥にまかせるべき?
愛犬をシャンプーした後はどうでしょうか?ドライヤーするべきか、自然乾燥か、どちらが愛犬の皮膚にとって良いのでしょうか?賛否分かれるところですが、ペットのひふ科では「ドライヤーを使って、しっかりと乾かす!」という方法をオススメしております。
ドライヤーの熱は良くないと聞きますが・・・
人でも多く言われているように、ドライヤーの熱は髪や被毛、皮膚にとってよくありません。熱でキューティクルが壊れたり、皮膚が乾燥する原因となるからです。ならば、自然乾燥の方がいいのでは?と思われるかもしれませんが、自然乾燥もまた被毛・皮膚にとって良くありません。
なぜ自然乾燥ではいけないのか
①キューティクルが剥がれやすくなる
被毛の表面のキューティクルは「熱や水分によって開く」という性質があります。その為、シャンプー後に被毛を乾かさずに放置すると、キューティクルが開いたままになり傷つきやすく、毛質が悪くなってしまいます。
先ほどもあったように、キューティクルは熱にも弱いため、被毛に強烈な温風を吹きかけないように気をつけてください。ジェットドライヤーなどを使って強風の勢いで乾かすことをオススメします。また、最近のドライヤーには地肌に優しい“スカルプモード”などの機能もあるので、そういったものを使うのもオススメします。
キューティクルが閉じた状態
キューティクルが開いて剥がれた状態 「ケバケバ」ですね
②自然乾燥は雑菌が繁殖しやすくなる
シャンプー後の濡れた被毛や皮膚は、当然のことながら湿度が非常に高い状態になっております。雑菌は高温多湿な環境を好むので、シャンプー後の状態は絶好の繁殖場所となってしまいます。これは、アレルギー体質など皮膚の弱い子にとってはもちろん、健康な犬にとっても良いことではありません。また、ドライヤーをする前のタオルドライの段階でもゴシゴシこすってはいけません。柔らかいタオルで優しく水気を吸収してあげましょう。
まとめ
いかがでしょうか。勿論ドライヤーの熱で皮膚が悪くなる事もあるので、動物病院やトリミングサロンの間でも意見が割れるところかもしれません。しかし、ちょっとした気づかいや工夫で、仕上がりは大きく変わる事は間違いありません。優しいシャンプー、優しいドライヤーで愛犬のつややかな被毛をケアしてあげましょう。
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