愛犬に使うシャンプー、何に気をつけて選んだらいいの?
みなさんにはお気に入りのシャンプーがありますか?それは、どのような理由から選んでいるのでしょうか。香りが良いから?泡立ちが良いから?お財布に優しいから?皮膚に優しいから?理由は様々だと思います。では、ワンちゃんの場合はどうでしょうか?
シャンプー選びのポイントは?
ワンちゃんの皮膚は、人間に比べて薄くかなりデリケートです。なので、肌に合わないシャンプーや刺激の強いシャンプーを使い続けているとどんどん皮膚はボロボロになっていきます。特に、皮膚が弱くトラブルを抱えている時のシャンプー選びは要注意です!今回は愛犬のシャンプー選びの際に気をつけて頂きたいことをお話します。
①肌質の評価
乾燥肌 or 脂っぽい肌 or 汗っかき or 敏感肌 ・・・
私たちと同様に、動物の皮膚にも色々な肌質があります。また、子犬・成犬・老犬でも肌質は異なります。
②部位と状況の評価
みなさんはいくつのスキンケア製品を使っていますか?顔、身体、髪などそれぞれの部位に分けてたくさんのスキンケア製品をお使いではないでしょうか?さらには、夏はさっぱりタイプ、冬はしっとりタイプと季節ごとに使い分けているかもしれません。
それでは、ワンちゃんはどうでしょうか?わきの下は脂腺が多くベタベタしやすいですが、洗浄力の弱いシャンプーでいいのでしょうか?お腹の皮膚は背中の皮膚に比べて薄いですが、刺激の強いシャンプーを使って大丈夫でしょうか?シャンプー後の皮膚はどんどん水分が蒸発して乾燥しやすいことが証明されていますが、保湿剤は使わなくていいのでしょうか?
「動物だから大丈夫!」というわけにはいかないですね。愛犬をシャンプーする場合も、部位ごとの皮膚の薄さや汚れの程度、乾燥レベルなど状況をよく見て最適なシャンプーを使い分けてあげましょう。
③環境の評価
ワンちゃんの生活する環境は屋外or室内?温度は?湿度は?食事はドライフードorウェットフード?お散歩は行くor行かない?
私たちが風の強い日に外を歩くと髪や肌がパサついたり、また脂っぽい食事をした翌日に顔がテカテカするように、ワンちゃんの生活環境や食事は皮膚や被毛の状態に大きな影響を与えます。
④飼い主さんの希望
どんなにその子の皮膚にいいシャンプーが分かっていたとしても、飼い主さんが続けられなければ上質なスキンケアは達成出来ません。乾燥気味の皮膚の子に保湿力の高いシャンプーを選んであげたいけれど、そのシャンプーの匂いが良くなかったら・・・続けられないですよね。
獣医師や動物看護師、トリマーさんに新しいシャンプーを勧められた場合も、前もって香りを嗅いでみるなど、“継続出来るか”を意識しましょう。勧める側の人は、飼い主さんに寄り添ったスキンケアの提案を心がけましょう。
まとめ
このように、シャンプーを選ぶ際に注意しなければならないことはたくさんあります。「動物は丈夫!」というのは少し前の考え方かもしれません。動物の皮膚の研究も、スキンケアの重要性もしっかりと証明されていることばかりです。一度真剣に愛犬の皮膚と向き合ってみませんか?
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