愛犬のフケを見つけたら今すぐできる4つのこと

ゴールデンレトリバー
スキンケア

飼い主さんと愛犬とのスキンシップにおいて”フケ”は見て見ぬ振りできないですよね。そもそも、なぜフケが出るのでしょうか?

犬 フケ

犬の皮膚にもフケが出ます

パッと見て気になるくらいフケが出ているということは、簡単に言うと“皮膚のターンオーバー(細胞の新陳代謝)のサイクルが短くなっている”ということなのです。その原因として大きく4つ考えるべきことがありますので、対策とともにみていきましょう。

①乾燥やアレルギー

冬場の乾燥には、人と同様ワンちゃんにも、皮膚の保湿皮膚バリアの補強が大切です。皮膚のバリアには「セラミド」という物質が乾燥から守るための重要な役割をしています。このセラミドは、シャンプーや保湿剤、サプリメントで補うことが可能です。

さらにアレルギーがあると、乾燥と同時に皮膚のバリアが壊れやすくなります。その場合は、アレルギーの原因をなくしてあげたり(原因となる食物を避ける、空気清浄機を使う…etc)ときには薬で治療することが必要です。最近は、皮膚免疫を上げて環境アレルギーを対策するフードも出てきています。

子犬 皮膚

 

②皮膚に合わないシャンプーや塗り薬

犬 シャンプー

「皮膚にいいというからこのシャンプーを選んだのに!」ショックですよね…でも、意外と今使っているシャンプーや塗り薬が皮膚に合わないということがあるのです。そんなときはかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。実は季節によっても最適なシャンプーは変わってきますので、今使っているシャンプーを一度やめてみる、もしくは他のものに変えてみることも考えてみましょう。何事も「臨機応変」が大切ですね。

 

③感染症

常在菌 膿皮症 マラセチア性皮膚炎

健康な皮膚の上には、普段から細菌やマラセチアといった“常在菌”がいます。しかし、その常在菌が異常に増えることがフケの原因になることがあります。

愛犬が皮膚を痒がっていることを動物病院へ相談した際に、「膿皮症(のうひしょう)」「マラセチア性皮膚炎」と言われたことはないでしょうか。それはこれら常在菌が異常に増えてしまっていることで痒みが強くなっているという状態を指します。増えてしまう原因にもさらに色々な要因が挙げられますが、どちらにしてもこうなった場合はしっかりと動物病院で治療する必要がありますので、おかしいなと感じたら、すぐに獣医さんに相談しましょう。

 

④栄養不足

犬 栄養

皮膚と栄養は切っても切れない関係にあります。私たち人もダイエットの為に食事を制限しすぎてしまうと、お肌の調子が悪くなることがありますよね。当然ワンちゃん・ネコちゃんの皮膚も同じで、口から入ってくる栄養は皮膚の健康にとって、とても大切なのです。ある栄養素が足りない(亜鉛やビタミンetc)、あるいはシャンプーと同様に、食べたごはんが身体に合わないことがフケの原因となることがあります。また逆に、おやつの与えすぎがフケの原因となることもあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?ここに挙げた原因以外にも、過度の緊張で大量のフケが出ることもあります。「あら?なんだかフケが目立つかしら?」そう思ったら、痒みがなかったとしても、一度動物病院に相談してみませんか?何か気付いてあげられることがあるかもしれません。

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