犬の耳の構造はどうなっているの?

コラム

■知っておきたい犬の耳の話

犬の耳は品種によって立っていたり、垂れていたり様々な形をしていますよね。犬の耳の構造はどうなっているのでしょうか?実は人の耳と大きく異なるところがあるんです。

 

■犬の耳の構造

◎耳介

耳の最も外側の部分は耳介(じかい)といいます。耳介は音を集める働きをしています。人間でいう耳たぶにあたります。耳介は中心に軟骨があり、軟骨の周りを覆うように皮膚が存在しています。立ち耳だったり、垂れ耳だったりするのは、この軟骨の硬さと耳介の大きさや形によるといわれています。ちなみに耳介は体の中でもとっても皮膚が薄い部分です。耳介外側は毛がたくさん存在しますが、内側は毛が薄くなるため、外からの刺激には弱い部分となります。犬の耳の内側はやさしく扱ってあげましょう!

 

◎外耳道

耳介の根元の部分に耳の穴があり、そこから奧は外耳道と呼ばれる細長いトンネルがあります。外耳道が終わるところには音を伝える鼓膜があります。

人の外耳道は、耳の穴からほぼ真っ直ぐな道で、鼓膜へと達します。一方、犬では少し変わった外耳道の形状を取っています。耳の穴の入り口から最初は縦方向に外耳道が延びます。この外耳道を垂直耳道といいます。垂直耳道が終わると、外耳道はカーブして横方向へと延びていきます。この横方向の外耳道を水平耳道といいます。つまり、犬の外耳道は真っ直ぐな道ではなく、L字の構造を取っています。

 

◎鼓膜

外耳道の奧にある鼓膜は、外耳と鼓膜の奧の中耳内耳とを分けています。鼓膜に音が伝わると膜が振動します。その振動は鼓膜に付着した耳小骨という小さな骨・空洞状になった中耳へと伝わり、内耳にある神経が音を感じ取る部分(蝸牛と呼ばれます)へと伝わっていき、音を認識するという仕組みになっています。

ちなみに鼓膜は薄い膜でできているので、ケガや病気で破れてしまうことがあります。しかし、鼓膜は再生する能力があります。ケガや病気をしっかり直せば、またもどってくるでしょう。

 

◎内耳・中耳

内耳には半規管と呼ばれる部位があり、そこには体の平衡感覚を感じとる神経があります。中耳炎や内耳の障害が出てしまうと、平衡感覚が悪くなるため、真っ直ぐにしているつもりでも悪い方の耳に首が傾いたりすることがあります。

中耳から鼻咽頭部(鼻とノドの奥の部分)にむかっては耳管と呼ばれる管があるため、実は耳は喉の付近とつながっています。私達が飛行機に乗ったり、高い山に登ったりすると耳に違和感を感じることがありますよね。そんな時に飲み込む動作やあくびなどでその違和感が取れることがありますが、それはこの耳管を通して体の内側と鼓膜の外側の気圧が調整される事によるものなんです。

 

■耳かきにご用心!

外耳道は耳介から連続した構造のため、基本的には皮膚にそっくりな構造を持っています。つまり、皮膚と同じように皮脂や汗の腺があります。いわゆる耳あかは、これらの分泌物と外耳道の皮膚の表面の古くなった角質とが混ざり合ったものです。

なんで耳の中に皮脂が・・・と疑問に思うかもしれませんが、実は耳の中の皮脂は外耳道を病原菌などから守る働きをしているといわれています。また、耳あかは基本的には外耳道から耳の外へ勝手に出て行ってくれます。耳あかがあること自体は特に大きな異常ではないのです。

なので!耳掃除のしすぎは逆に耳にとっては良くないことがあります。人間でもしょっちゅう綿棒で耳ほじりする人ほど、外耳炎になりやすいですよね。これは、耳の皮脂を取り過ぎてしまったり、耳あかがせっかく勝手に出ようとしているのに、綿棒で押し込んでしまっているからだと言われています。

■まとめ

さてさて、犬の耳の構造について簡単に紹介させていただきました。犬や猫の耳は人が聴き取れない音も聞こえるスグレモノです!ただしく耳の構造と機能を理解して、大切にしてあげて下さいね。ただし、大切にしようとして過度にケアするのは禁物です!

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  1. 山崎成子

    アトピー持ちの柴♀普段は自宅シャンプーで耳掃除はガーゼで拭っておりましたがマイクロバブル風呂体験したくトリミングサロンにシャンプーコースお願いしたら耳を綿棒でゴシゴシ‼️翌日から片耳が下がりビックリ‼️慌てて病院で外耳炎と診断‼️10日程耳が下がり心配しました

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