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食物アレルギーがある犬の場合、どのシャンプーが1番良いですか?

 

今回は、『食物アレルギー』と『シャンプー』の関係性について解説致します。「えっ!?食物は体内で、シャンプーは体外の事なのに、関係あるんですか?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、関係あるんです!

 

■ 石けんの影響で食物アレルギーになる!?

2010年頃、「人用石けん『茶のしずく石鹸』を使用していた方がアレルギーになってしまった」というニュースが発信されました。このニュースを知っている方も多いのではないかと思いますが、知らない方のために以下で簡単に解説致します。


■茶のしずく石けんによるアレルギーについて

『茶のしずく石鹸(現在販売中止)』は小麦加水分解物質(小麦成分を細かく分解したもの)を含んでおり、この石けんを使用していた方達の一部が『小麦アレルギー』になってしまったという出来事


このような出来事もあり、『皮膚からの浸透により食物アレルギーになる』と考えられるようになりました。勿論、上記例においても、全ての石けん利用者がアレルギーになった訳でもなく、全ての『小麦加水分解物質を含む石けん』が食物アレルギーを引き起こした訳でもありません。

 

■ 動物でもシャンプーは危険ですか!?

動物においては明確な報告があるわけではありませんが、『シャンプーの配合成分がアレルギーを引き起こす』というリスクがある可能性は考慮しなければなりません。例えば、『オーツ系(オートミール)配合のシャンプー剤を使用する事』で、穀物アレルギーの動物に症状をもたらす可能性や、穀物アレルギーを引き起こす可能性があります。

※オートミール:脱穀したオーツ麦を加熱ローラーで平らに押しつぶして乾燥させたもの

勿論、穀物アレルギーに罹患した動物の全てがオーツ系成分に反応するとは限らない可能性や、このシャンプーによって皮膚病が改善する可能性も考える必要があります。お薬などもそうですが、メリット/デメリットを理解する必要があります。

 

■ アレルギー検査をしておけばOKですか?

単一のアレルギー検査のみで食物アレルギーを判定することは推奨されません。あくまでも、『確定』ではなく『推定』だとお考え下さい。

血液検査でアトピー性皮膚炎かどうか調べられないの?

『アレルギー検査による推定』と『臨床症状が食物アレルギーに合致』した動物に食物成分配合シャンプーの適応を検討する際は、部分的に適応して有害な反応(赤みや痒み)が認められないかを確認することが推奨されます。(例:前脚1本だけシャンプーをしてみて、異変がないかを確認する)

いかがでしょうか?愛犬・愛猫の皮膚病を改善する為には、『獣医師の腕』だけでなく『飼い主の知識』も重要となります。『皮膚病に苦しむ動物を0(ゼロ)にする』為に、私たちと一緒に学んでいきましょう!

 

■ まとめ

いかがでしょうか?実は、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎は併発しやすいのが特徴です。例えば、痒みの程度を10とした時、『アトピー性皮膚炎による痒み:6/食物アレルギーによる痒み:4』というように考えます。アトピー性皮膚炎の犬は皮膚のバリア機能が弱っている事が分かっているので、シャンプーは低刺激かつ保湿作用に優れたものが推奨されております。このように食物アレルギーとシャンプーの関係を考えていくと、より健康な皮膚に近づいていきます。

食物アレルギーについてもっと知りたい方はコチラの記事もご覧下さい。

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